昭和大学 横浜市北部病院

内科系診療センター 内科

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© 昭和大学横浜市北部病院 内科系診療センター 内科

ご案内

日本は超高齢社会に突入しており、4人に1人は65歳以上の高齢者とされています。高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病が増え、これらは脳血管障害のリスクになります。また、生活習慣病が認知症のリスクになることも明らかにされており、認知症患者数の増加は社会問題になっています。さらに神経内科領域の代表的疾患であるパーキンソン病や、てんかんも高齢者に多い疾患です。このように超高齢社会において、神経内科が果たす役割は大きいと考えられます。来院される患者さんの訴えで多いのは、頭痛、めまい、しびれ、もの忘れ などです。これらの診療も行っております。

神経内科は専門医3名、専攻医2名で診療しております。

スタッフ紹介

  • 准教授 金野竜太

    准教授・診療課長補佐・臨床教育責任者・
    医局長
    金野竜太

    総合内科専門医・指導医
    神経内科専門医・指導医
    脳卒中専門医・指導医
    認知症専門医・指導医
    プライマリケア学会認定医・指導医

  • 助教
    渡辺慶子

  • 助教
    小山内綾子

  • 専攻医
    柿沼佑樹

  • 専攻医
    渡辺拓哉

主な対象疾患

脳血管障害、感染症・炎症性疾患(髄膜炎、脳炎、脊髄炎など)、脱髄性疾患(多発性硬化症、視神経脊髄炎など)、末梢神経疾患、筋疾患、変性疾患(パーキンソン病、レビー小体型認知症など)、発作性・機能性疾患(てんかんなど)

臨床活動

診療内容

2022年度は脳波:160件、神経伝導検査:116件、針筋電図:36件、誘発筋電図:10件、神経・筋生検:3件を行っております。
当院は日本神経学会教育施設、日本認知症学会教育施設となっております。

入院

2022年度は脳血管障害:4名、感染症・炎症性疾患:18名、脱髄性疾患:7名、末梢神経疾患:9名、筋疾患:11名、変性疾患:36名、発作性・機能性疾患:21名となっております。

外来

対象疾患に対する専門的な検査治療を行っています。
当院では原則は地域の医療機関からの紹介患者を中心に診察しております。また、脳血管障害については主に脳神経外科が対応しており、当科では脳神経外科に協力する形で診療しております。
一般的に、診断と治療方針が決定した患者につきましては、地域の医療機関に逆紹介しておりますが、神経難病などにより専門的な治療が必要な患者については、当院で定期的に経過観察させていただいております。
その他、脳血流シンチグラフィーなどの核医学検査、神経筋生検、髄液アミロイドβ測定(自費)などにも対応しております。

研究紹介

脳神経内科では、functional MRI、拡散テンソル画像などの最新の神経画像技術を用いて失語症の病態解明に関する研究、多発性硬化症の脳MRI画像に関する研究などを行っております。また、経験した症例について症例報告を積極的に行っております。

主な業績
Kakinuma Y, et al (2020). BMC Cardiovasc Disord, 21, 1-7.
Kinno R, et al (2014). Brain, 137(4), 1193-1212.
Kinno R, et al (2009). Brain Lang, 110(2), 71-80.