ご案内

日本腎臓学会・日本透析医学会の専門医、指導医が中心となって、最新かつ適切な診断、治療を提供しています。腎疾患は様々な原因、疾患を背景に発症するために、腎生検による腎疾患の確定、ステロイドや免疫抑制剤、体外循環療法等を駆使した集学的な治療が必要となります。
また慢性糸球体腎炎ばかりでなく、糖尿病、高血圧や自己免疫疾患等の全身性疾患や合併症による腎障害も診療対象としています。そして急性血液浄化やアフェレシスが必要な症例に対しては即座に対応できる態勢も整えています。
代表的な遺伝性腎疾患である多発性嚢胞腎に対してはトルバプタン治療も実施しています。
残念ながら末期腎不全に至った場合にも、透析治療の導入、維持も行っています。さらに増加する長期維持透析合併症（2次性副甲状腺機能亢進症、心血管系疾患、悪性腫瘍、糖尿病合併症、透析アミロイド関連合併症）に対しても、副甲状腺摘除術、心血管障害の診断、治療等、他の診療科・センターと協力して積極的な治療を推進しています。壮年期に多い慢性腎臓病や高血圧の患者が専門医を受診し易いように、慢性腎臓病・高血圧外来を設置しています。また血液透析のためのバスキュラーアクセス（VA）管理にも力を入れており、シャントトラブルに対するインターベンション治療（VAIVT）や再建術も積極的に対応しています。2023年度からは再狭窄を抑制する効果が期待される薬剤コーティングバルーンも使用可能施設となりました。
難治性の高血圧の症例に対しては、日本高血圧学会認定専門医を中心としたチーム医療により、原因の解明、血圧管理の改善や合併症の治療を行っています。

「戮力協心」と「自由闊達」

当医局は幸いにもスタッフに恵まれ、専門医・指導医も揃っており、学閥もなく一致団結し治療にあたっています。